rei-bai
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. 僕はきょうから高田だ。ほんとうに高田だ。これは苗字にあらず。屋号である。御子息は苗字。こちらは屋号。高田の音「たかだ」は、落語の「立川(たてかわ)」も講談の「神田(かんだ)」も浪曲の「玉川(たまがわ)」も上回り、包括する。僕に歴史が降り注ぐ。何だってできる。渚あいみにもなれる。あの子にだって会える。 . 渡さんの力、僕が貰います。 . .
. 末廣亭、再び。前回はかなり長時間観たけど、今回は夜に中入り後に入った。昔昔亭A太郎師匠と桂伸治師匠を観たくて。前にも観られた鏡味小助小時さんも登場しておめでたい。 . 偉そうなことを書くと、昔昔亭A太郎さんには、私が思う東京の落語家像がすべてある。「落語的な了見」「説明的な部分も軽やかな伝え方」「声の出し方」「二枚目だが、おとぼけ」「べらんめえ口調」「芸名の絶妙さ」と、すべてがある。そして、落語家は高座から去るときに真顔や暗い顔の横顔が見えてしまう人がいるが、A太郎さんはニヤニヤしていた。それが素晴らしいと思った。 . 「たがや」は首が飛ぶ。人が死ぬ。ブラックな話を、不謹慎な話を、軽く楽しく聴かせるのは、話術だけでなくパーソナリティも重要だ。A太郎さんは、「談志師匠が生きていたら確実に褒める落語家」のはずだ。ちゃんと江戸の町に、両国橋に連れて行ってくれる。 . 桂伸治師匠は「粗忽の釘」。春風亭柳橋のCDでよく聴いていたので馴染みがあった。あの軽やかさ、落語家としか言いようのない雰囲気。 . A太郎さんと伸治師匠と、素晴らしい芸人がいるのに、平日だからなのか、千秋楽じゃないからなのか、ガラガラだった。新宿駅南口のルミネtheよしもとみたいに、スタッフや前座さんが客引きをしたらどうでしょうか。 .
. 夜7時頃の中入りからだと1500円で、昔昔亭A太郎師匠と桂伸治師匠を観ようと、これから入る。中入り後からトリまでは6人だ。 . いまは、近くのドトールでカフェモカを呑んでいる。 . この世の素晴らしいもの、それらの力、少しずつ分けてもらおう。 末廣亭は経営が大変らしいけど、僕のほうが大変なんだから。 . . .
. 辛いタルタル鶏天ぶっかけをいただきました ! でかい お茄子も ! . 「からたるとりてん(辛タル鶏天)」と言うのに抵抗があったので、「辛いほうのタルタルの鶏天」と言いました。すると、「からたるとりてん、ですか?」と聞かれました。こんな思考停止のマニュアル主義のアンドロイドみたいな日本社会は、根本から間違っています。命をくださったとりさんのためにも、心のこもった《よのなか》にしていきましょう。 . タルタルソースと うどんおだし が混ざってしまうので、このメニュウは間違っている。 .
. デビッド・ボウイの「YOUNG AMERICANS」にのせて、戦後日本を考えました。 . This movie is a work of art combining David Bowie’s song “YOUNG AMERICANS” with photographs of Japanese people after the end of World War II. This is an homage to the end credits of Lars von Trier’s films “Mandalay” and “Dogville”. …
. 新宿の夏のビル街は、闇の夜空も照らされている。 . モード学園コクーンタワーというビルは、女性器のかたちをしてた。コクーンって、繭って意味でしょ。 . . .
. フォーク・ブルースの名曲「プカプカ」は多くの歌手に歌われている。作者であり最初に歌った人である西岡恭蔵は、フォークブームが去ったあとは、自らの歌の活動のほかに、矢沢永吉のいくつかの作詞をした。「今・揺れる・おまえ」「古いラブレター」「東京ナイト」などの詞を書いた。 . だから西岡恭蔵が命を絶ったとき、お葬式に矢沢永吉が現れた。そのときの矢沢永吉は決してスターとして振る舞うことなく、YAZAWAではなく、静かに手を合わせ、立ち去ったという。 . 西岡恭蔵が「プカプカ」を歌うときは、イントロでセリフみたいな歌を歌ってから、「俺のあんこはタバコが好きで…」と本編が始まる。 . . おいらを風来坊にした いかしたあの子 冬の雨の相合い傘さ いかしたあの子 通りすがりのこの街で 君の涙を見たものだから それがためで いまじゃおいら こんなに おいらの話 聞いとくれ . . . . .