10-10/22//僕 #3
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. 「神が作った愛すべき人造人間」というキャッチフレーズがすごい。 神とは、ブラック・ジャック。孤高の無免許天才医師、間黒男その人である。 バラバラの腕や足や目玉や毛髪や骨や皮膚や内臓を、繋ぎ合わせ、彼女は改めて《生まれた》。 . . 女の子の人生は、コンテンツにあらず。TKは、小林司にあらず。ミスiDは終わった。シブカル祭は終わった。 . . ブラックジャックの登場人物を網羅した文庫本、「BLACK JACK 300 Encyclopedia」より。 . .
. 李さんは鳥語が話せる。 都会から来たシティボーイの家に、李さん一家は曖昧な境界線越しに現れる。 いつのまにか2階に居候している李さん一家。 シティボーイはそれを静かに許容し、そのまま農耕生活を続ける。 . つげ義春「李さん一家 / 海辺の叙景」より。 収録されている短編はどれもよく、「海辺の叙景」も、それから「古本と少女」がとても好きだ。 . . ぼくは姫のおうちに行きたいです .
. 池袋にて、眼鏡ができるまで、コメダ珈琲店に入った。 特別なピンクのコップに入れられたソフィアという珈琲を呑んだ。ブラジルの女の人が栽培した珈琲豆。 ミニシロノワールと、お豆菓子も、たべた。 . .
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僕は幽霊だった
僕はずっと幽霊だった
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この街がマボロシを生み出してきたコアなら、僕はこの街でいま現実になったんだろう
でも僕の推理は間違っていて、この街ではないのかもしれない
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池袋で青いフレームの眼鏡をつくった
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