End of War
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昔昔亭A太郎師匠は、わざとゆっくり出てきて、わざとゆっくり座ったりする。もっと前の時代の人だったら、赤塚不二夫や山下洋輔やタモリの仲間内にいそうな人だ。
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撮影タイムがあるのだが、iPhoneを出すのが遅くて、このときはもうほんとうは撮影タイムではなくなっている。撮影タイムが終わった直後の写真です。ゴメンナサイ。
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「明烏」を聴きました。前に末廣亭で「たがや」を聴いたので、タナトスからエロスの落語世界旅行。そして人生は豊かさを得ていく。
このあと、上方講談の旭堂麟林さん、活弁の坂本頼光さんと続き、立川ぜん馬師匠の「死神」を聴いて閉幕。
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外に出ると、上野の空は、宇宙のように静かだった。
あの世のロウソクの火は消え、江戸には満月が浮かぶ。死神が、虚実をひっくり返したのだ。
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. 7日の夜、上野広小路亭に行きました。ビルの中にある寄席です。 本来は会議室みたいな部屋が寄席に改造されていて、奇妙な雰囲気でした。 スタッフは永谷商事という不動産屋だ。ほかの寄席より安泰だ。 ちなみに、永谷商事はお茶漬けの永谷園とは違うみたい。 . 昔昔亭A太郎は「明烏」。真面目な坊やが吉原に連れて行かれるお話。 活弁の坂本頼光は、坂東妻三郎の映画。 トリの立川ぜん馬は「死神」でした。圓朝がつくった噺で、ずるい人が罰を受けました。 .
. 寿を司るたべもの、お寿司。 この時代には、高価な「江戸らっしゃいランド」と安価な「近未来くるくるランド」がありました。 「近未来くるくるランド」で… . まぐろ さーもん はまち トロたくつつみ チーズたこやき . . サーモンが、1皿頼んだら、3皿やってきました。 びっくりして、ぼくたちも、くるくる回転しちゃいました。 .
. 浅草の平和地蔵尊。 おすしちゃんと仲良くできるように、お地蔵さまに祈願しました。 . お賽銭はご縁があるように5円玉だけど、5円玉がなくて、10円玉を入れました。 . こちらのお地蔵さまがなぜ平和地蔵尊かというと、戦災者供養のお地蔵さまだからでした。 「10」は「拾」。焼け野原に落としたご縁を拾えますように。 . きっと、おすしちゃんと仲良くなれます。 .
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浅草六区通りでは、街灯に浅草ゆかりの芸人たちの写真が並ぶ。榎本健一、古川ロッパ、田谷力三、深見千三郎、浅香光代、渥美清など。
その中に、僕の四代前の師匠、永井荷風がいました。(れいゆ←高田渡←高田豊←佐藤春夫←永井荷風)
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この浅草芸人のパネルの中に添田唖蝉坊がいないことが残念ですが、唖蝉坊の系譜として、なぎら健壱さんの写真がある。
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永井荷風さんは、偉い文学者と、ハレンチ怪人を両立させた、数少ない人だ。
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しかし、ビートたけしさんゆかりの店として、よくテレビに出てくる、元コメディアンのご主人がやっている捕鯨船という呑み屋さん。現在は建物が真っ青に塗られていて、まったく粋ではなく、びっくりしました。
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東洋館では、おぼんこぼんのこぼん師匠がスーツケースを持って東洋館に入るところを撮影していた。普通に入ってはいかず、何歩か歩いて、劇場入りするシーンを。ああいうバラエティ番組のワンシーンは、お芝居なんですね。
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そうした「浅草は芸人の町だなあ」みたいな世界観よりも、芸人になれなかった永井荷風のほうが、まさに芸人らしいのだった。
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俺の名前は 高田れいゆ またの名前を 渚あいみ 股に名前があるのかと 股の名前を聞くのは御法度 終末世界の令和の霧 おそまつニャロメのれいゆキリスト 六代目むらくより百年の伝統 唖然と断腸の思いで春を渡る 要素過剰のロリババア男の娘 一人おねショタ非実在性少年 ルルドの泉で産湯をつかい 新宿裏町じゃ知れた顔 トキメキシティボーイ3cm空飛ぶ トキメキシティボーイ3cm空飛ぶ .
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上野 御徒町
牛かつ あおな
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レア 黒毛和牛 100g 十六穀米 とろろ
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はじめて、ナマのぎゅうにく、もりもり!
牛さん 命をいただきまする
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おすしと同じごはんたべたから、ぼく、もう、なんだってできるよ
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7年ぶりに再会したオレンテくんは、僕と同じように、傷つき、疲れていました。 けれど、ニコニコやさしい笑顔でいました。 オレンテくんのようでありたいです。 . 友とあつい抱擁をしました。 . . 7年前のオレンテくん .
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浅草の木馬亭に行きました。7年ぶりに。
毎月、一週間、日本浪曲協会が浪曲の定席をやっています。浪曲師の中にひとり講談師が挟むのがお決まり。午前10時から午後4時頃まで。
きょうは講談が、僕の仮想ライバルの一人、六代目神田伯山だから行きました。
仲入り後に着いた。お客さんはご年配の浪曲ファンがほとんどだ。若い人はあまりいない。
東家一太郎さん、玉川こう福さん、東家三楽さんを聴きました。
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木馬亭の浪曲定席は木戸銭2200円で、25歳以下は半額になるとチラシに書いてあります。僕は25歳以下と思われて、半額になるのではないかと浮かれていました。
するとほんとうに、「25歳以下ですか?」と聞かれました。1100円がいいなと思いつつ、しかたなく首を振ると、2200円になりました。
「浪曲と講談の会ですが…いいですか?」と聞かれ、「はい」と答えました。あのちゃんのコンサート会場ではないことはわかっていたから。
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伯山が見られてよかった。食いしん坊のお相撲さんの、楽しいお話だった。勉強になった。
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やっぱり僕はあのちゃんにつらなる幼な神なのです。古来より、神は童の姿をして現れると民俗学の本にもありました。
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