石田一松「のんき哲学」

石田一松「のんき哲学」

渡さんと唖蝉坊さんが守ってくれているのかな?

なぎら健壱氏が書いた「高田渡に会いに行く」の批判をつらつらとツイートしていたら、石田一松さんの昭和21年の本「のんき哲学」が届きました。安価で売っている方がいらして、手に入れたのです。

終戦の翌年に出た本です。

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石田一松さんは、桜井敏雄さんの弟子になったことがあるなぎら健壱氏の大師匠にあたり、その縁で一松さんのバイオリンはなぎら健壱の元にあるらしい。

石田一松は、高田渡が尊敬した添田唖蝉坊の弟子で、吉本興業所属の人気芸人、さらには国会議員にもなった人です。

一松さんの非常に進歩的でアイロニカルな思想や価値観がインテリな文章で綴られていますが、師匠の添田唖蝉坊についてはあまり書いていません。確かに、師匠のことをダラダラ語り過ぎるのは間違っている。

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いま世にあるものから、さらにルーツをたどり、調べ学んでいく、それが高田渡の教えだ。

でも音楽関係者や一般人などは、高田渡の子息の高田漣の話ばかりする。まるで性格や考えが違う人なのにだ。人類はバカだ。

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この本は、とても古い本だけど、光ってる。まばゆい光を放ってる。

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“これらの歴史すべてが、僕のものだ。”

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